先週の木曜と本日月曜日と、2日にわたり上棟を行わさせていただきました。
生憎の雨が続いたのと、今回構造材と呼ばれる骨組みが天井の仕上がりになるのでどうしても雨の作業を避けたかったからです。

↑ダイニングの天井。このまま見えます。

天井に断熱を入れることができないため、下記のように屋根に断熱を施工します。水色のものが断熱材になります。

この際にきをつけなければいけないのは風の通り道です。
日本は高温多湿の地域。デザインが欧米なものが主流であっても建物のつくりはあくまで日本的である必要があります。そのひとつが風の通り道。
以下の写真2枚は軒先からはいった風が断熱材の上を通り棟から抜けていく構造です。

設計する上で最も難しいことはデザインと機能の両立。
デザインに特化すれば機能面の工夫が難しくなるし、その逆も同様です。
弊社の建物は毎回デザインが異なるためこの工夫する知識、経験が非常に大切になります。