少し難しい話です。
2025年、木造住宅に関する建築の法規制が変わります。
これまで木造の2階建ては簡易的な計算やこれまでの慣習（感覚）で建っていました。それがより緻密な計算が必要になるという事です。
個人的にはこの法改正は賛成です。近年建築家と呼ばれる方々の仕事を見ていて違和感を覚えることが多かったからです。若い時は奇抜な形状や個性的なデザインに対して憧れが強かったですが、最近は無理のない美しいデザインを目指しています。

安価な素材を使っても、デザインが複雑であれば結果コストはあがります。
近年、物価の高騰によりコストをデザインすることも設計の一部になりつつあります。ここ1年で住宅会社のコンセプトは大きく変動すると思います。
設備や性能にコストがかかりよりコストを抑えるために画一的な住宅が増えると思います。弊社も決してハード面の充実を怠るわけではありませんが素材や空間構成での充実感を目指していきたいと思います。